全てを受入れ、本気で英語と向き合った11週間

全てを受入れ、本気で英語と向き合った11週間Popeye

Popeye's

大学を1年休学し、TARGETで11週間の留学、その後マニラの大学(De La Salle University)で7ヶ月の交換留学を決意。TARGET在学中は日本人職員との会話も全て英語で行い、本気で英語と向き合った。


本気で挑み、全てを受け入れるという覚悟

テスト結果に一喜一憂する学生がいる。
その点数の上下で、ある人は努力が実を結んだと喜び、ある人は自信を失う。

しかし、点数よりも大切なのは、なぜ間違えたのかを明確にし、その対策を練ることだ。

昨日授業で覚えた表現が、今日は口から出てこない。
そんな事が当たり前のように起こる語学留学で、失敗から学び、決して挑戦を諦めなかった彼の体験談は、フィリピン留学中に伸び悩みを感じている留学生の大きな助けとなるだろう。

なぜ、フィリピン留学をしようと思ったんですか?

僕は小学校の教員を目指していて、教員になる前に「人間力」をつけたいと思ったのが大きな理由です。
言語が違う中で暮らし、勉強し、様々な価値観に触れたいと思ってます。

そう思われたきっかけは何かありますか?

きっかけは、僕の父です。
父は誰に対しても謙虚で、僕が悩んだり落ち込んだりしても励ましてくれる素晴らしい人です。
父のように人の気持ちが分かる人間になるため、自分自身がもっと苦労をしようと思い、今回の留学を決めました。

その志通り何事にも本気で取り組んでいましたね。特に印象的なのは日本人職員とも英語でコミュニケーションをとっていたことですが、どのような思いがあったんでしょうか。

マニラの大学では98%がフィリピン人の学生で、生活の全てが英語となるため、少しでも英語を喋る機会を増やそうと思ったからです。
入学時には、日本人だけの環境にがっかりしたのが正直なところですね。(笑)

私も日本語をしゃべらず、生活の中に英語を取り込もうとした時期があるので、分かります。反対に良かったところはありますか?

やはりすぐに仲良くなれた(他の学生と)のは、良かったですね。
あと、実際に授業を始めてみると、英語を使う時間は長く、日本語でのコミュニケーションが良い息抜きにもなりました。

11週間のご留学で英語力の向上を感じましたか?

「伸びたな」っていうのが、率直な感想です。
TOEIC模試ですが、留学前は400点だったのに対し、750点まで上がりました。
伸び方については、(英語力が)グッと上がって、停滞して、またグッと上がるイメージですかね。

最初の頃は授業を受けるほど、先生の話している事が分かるようになっていくのが嬉しくて、英語力がついていく感覚がありました。

しかし、途中で昨日は聞こえたはずの内容が、次の日になると聞こえなくなったり。
そういった浮き沈みに焦ってしまう自分がいました。

留学に行くと、一直線に英語力が伸びると考えられがちですが、実際には伸び悩んだり、停滞したりする期間がありますね。では、どのようにして(停滞時期から)またグッと上がることが出来たんでしょうか?

まず、全てを受け入れようとしました。
点数が昨日、今日で上下することはあっても、毎日英語に触れているので根本的に下がることはないと。
後は使えるものは何でも、使いました。
オフィスでYumiさん(キャンパスマネージャー)に学習計画を相談したり、先生一人一人に「リスニングのスコアが下がったんだけど、どうすれば良いか?」と意見を聞いたり。
僕よりも、皆さんの方が英語に絶対的に詳しいので、頂いたアドバイスの中から良いものを取り入れるようにしました。

最後に同年代の留学を考えている方へメッセージをお願いします。

色んな方がいると思うので一言では言えませんが、
自分の下した決断に対して後悔しないよう、全力を出し切って下さい。

僕も留学前に友人から「留学に行って、何がしたいの?」と聞かれ、目的について、悩んだ時期がありました。
そんな僕に別の友人は「留学に行きたいって素直な気持ちを大事にしなよ。やりたい事や目的は後からついてくる事もある。」と言われ、「僕は留学いきたいから、行くんだ。」と言い切れるようになりました。

まだ、留学途中なので、留学が良かったのか結果は分かりませんが、自分の決断に対して後悔のないよう、全力を出し切ります。


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