諦めきれなかった英語を学んだ24週間の留学

諦めきれなかった英語を学んだ24週間の留学nick

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中国語留学の後、24週間(約半年)の英語留学を経験し、海外就職を視野に入れる。

留学の良さは「現地の人との交流にある」と考え、在学中には講師だけでなく、Academic Headや外部のフィリピン人コミュニティとも活発に交流する。


「日本人は英語を話せない」と言われる悔しさ

例えば、バックパッカーが集まる宿で、様々な国籍の人と卓を囲む。
お酒が進めば、話もはずみ、会話もどんどん深くなる。
隣のフランスから来た青年は気さくなジョークで場を温め、向かいに座るドイツ人は独自の見解で皆をハッとさせる。

場が盛り上がるほど、会話についていけない自分だけがその場にいないような感覚を覚える。
多くの人が海外で感じたであろう「悔しさ」をバネに、諦めきれなかった英語に手を伸ばした。

24週間の留学は最長の留学期間となりますが、約半年の留学をしようと決めたのは何故でしょうか?

TARGETに来る前に、中国語留学をしてたんです。
その時、1セメスター毎(4〜6ヶ月)の留学が主流で、1ヶ月の留学という感覚がなかったのが正直なところです。

また、英語に関しては、中学二年生で諦めて、高校も赤点ギリギリで、大学では全くついていけませんでした。
中国語留学の時の経験からも、語学を学ぶには、ある程度の期間、腰を据えて学ぶ必要があると感じてましたね。

当時24歳で、中二からの英語をどう挽回しようかと考えていた所、
友人がセブ島留学を経験していて、基礎英語をマスターするには良い環境だよと勧められ、決めました。
友人も4ヶ月で足りないと言っていたので、半年にしました。

では、英語を学ぼうと思ったきっかけは何でしょうか?

中国での留学経験がきっかけでした。
中国には全世界から留学生が来ていて、休み時間になると英語でコミュニケーションをとるのが普通でした。
その中で、日本人と韓国人だけが英語を話せずに、同じ国籍同士でかたまったりして、おいてけぼりを感じました。

「中国語があれば、英語は(喋れなくても)いいや」と考えた時期もあったんですが、
(日本人は話せないと言われるのが)どうしても悔しくて、諦めたくなかったんですね。

あの悔しさは、本当に凄いですね。私も会話についていけず、泣きながら勉強してた時期があります(笑)

その悔しさは、留学に来てからもありましたね。
先生たちが話している英語が全く理解できないので、最初の一ヶ月はやっぱり泣きました。

あとは、2ヶ月目、4ヶ月目で伸び悩みを感じました。
分からなかった単語が分かるようになり、会話も知っている単語でスムーズに話せるようになりましたが、そこ以上になるための壁が想像以上に厚くて。
ただ、その段階を突き抜けると、目に見える成長が待っていましたね。

半年というと、モチベーションの維持が大変だと思いますが、どのようにして克服しましたか?

何度かターニングポイントがありましたが、一つは大学生の方々が多く留学してた時期ですね。

大学生が多いシーズンは騒がしくなるのかと先入観がありました。
実際には、大学生は現役だけあり、とても勉強慣れしていて学習方法について学ぶことが多く励みになりました。
変な話し、自分よりやんちゃそうな人達が食堂で夜まで勉強している姿を見て、「もっと上を目指そう」と思いました。

それは面白いご意見ですね。確かにTARGETに留学される大学生の方は、とても勉強熱心で常に自習してるイメージがあります。
では、海外就職を検討しているNickさんが考えるフィリピンの良さとは何でしょうか?

気候が良いというのと、辛い時に励ましてくれるフィリピン人の温かさでしょうか。

日本にいたら、忙しすぎて忘れてたこととか。
彼らの笑顔を見ていると「あ、これで良いんだ」って思わせてくれる、人間らしさ。

日本人なので、日本は大好きなんですが、外国に身をおいて、何か日本に貢献できることをやりたいと思います。

フィリピンは人口一億人を超え、平均年齢が約23歳と可能性に満ちた国です。
今はまだ保守的な日本ですが、今後日本がお世話になる日が来るんじゃないかと思ってます。
フィリピンに対する思いは強いので、その際には架け橋になりたいです。

あれ、大丈夫ですか?
さっきから全然ユーモアがないですよね?

そうですね。Nickさんではなく、別の真面目な方をインタビューしているような気がしています(笑)
今後とも良きセブの友人として、よろしくお願いいたします。


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