「異文化への柔軟性」と「ぶれない芯」
本当のグローバル人材とは何か。
ネイティブのよう流暢な発音で、価格交渉をバリバリと進める人だろうか。
それとも、スライドを使い、商品の魅力を伝える事に長けた人か。
一つには、「異文化への柔軟性」と「ぶれない芯」を持つことではないだろうか。
言語も文化も異なる相手を理解し、その上で自分の意見を的確に伝えることができる。
入学初日から講師に積極的に話しかけていた彼の行動に、グローバル人材の姿を見た。
御社は当校で定期的に語学研修を行っていますが、仕事では英語を使っていますか?
私は国内営業を担当していますが、海外案件では、メール業務を英語で行います。
会社からは応用にあたる、スピーキングやリスニングを学んで来るように言われました。
担当者の決定には、どのような選考基準があるんでしょうか?
弊社の場合、語学研修に行きたい人はTOEICを受けて、500点以上だと応募することが出来ます。
中堅クラスになると、個別のお客様がいるため、多忙から(語学研修には)来れない場合が多いです。
ですので、今後も2〜4年目の社員がお世話になると思います。
また、研修前には前任者と1週間、期間が重なるように設定をしているので、食事や授業、施設や周辺環境についての引継ぎを行っていて、事前にある程度の情報共有を行えるのは良かったです。
素晴らしい取組ですね。ぜひ、今後ともよろしくお願いいたします。
Kさんについて、すごく印象的な出来事がありまして、入学初日に講師たちがラウンジスペースで朝食を食べてる時、一人で彼らの輪に入り、楽しそうに話していたのを覚えています。
どのような思いで、行動していたのでしょうか。
とにかく、話しかけないともったいないじゃないですか。
私は大学の頃、中国に交換留学で1年行っていて、自分から話しかけていかないと、関係は作れないと実感しました。
中国や海外に住むだけなら誰もでも出来ますが、相手(外国人)との距離を縮めるには、自分から話しに行くことが大事だと学びました。
ひたすら、話す。話すからスピーキングが伸びたんだと思います。
入学後に始められたボクシング※1でも、ジムのトレーナーや会員の方と積極的にコミュニケーションをとってましたもんね。では、授業以外でもアウトプットの場を設けていたと?
そうですね。バッチメイト以外とは、あまりご一緒する機会はなく、先生たちとよく一緒にいました。
あとは、成田空港でセブ行きの飛行機を待ってる最中に出会ったフィリピン人がいて、彼もセブに帰る予定だったので、セブについたら一緒にご飯行こうという話になり、食事に行ったりもしました。
なんともKさんらしいストーリーですね。(笑) 周辺環境はいかがでしたか?
ここがセブ島だからかもしれませんが、中国に比べれば空気も綺麗ですし、インドに比べれば道も綺麗だと思います。
徒歩圏内にあるボクシングジムはトレーニング機器も充実してますし、はまりましたね。
(ボクシングの)楽しさに気づいたんで、日本でも続けたいですね。
最後にTARGETでの留学経験について印象をお聞かせ下さい。
優秀な先生が多いのが、魅力的ですね。
スピーキング、リスニングについてはもちろん、ビジネスメールもブラッシュアップ出来たと思います。
後は、フィリピン全体に言える課題だと思いますが、お国柄から離職率の高さが気になります。
コレさえ解消できれば、企業研修の場合、社内で講師の引継ぎなども行なうことが出来て、より多くを学べると思います。
TARGETでは、本当に有意義な時間を過ごせました。ありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございます。帰国した際には、またご一緒させて下さい。
※1 学校から徒歩10分のBTCモールには飲食店の他に、ボクシングジムやヨガスタジオがある。