Behind The Scene 〜プレゼンテーションの舞台裏〜

Behind The Scene 〜プレゼンテーションの舞台裏〜Samantha

Samantha's

16週間の留学後、自身の目標とするカナダへ行く充分な英語力をつけるため、8週間の延長を決定。
今回のイベントに際し、プレゼンテーション未経験ながら、2週間の特別プログラムを受講後、100名以上のオーディエンスを前に英語でのプレゼンテーションを行なう。英語初心者から異文化のフィリピン人講師までが深く理解でき、興味を惹くプレゼンテーションを完成させ、オーディエンス、審査員から高い評価を得る。


Samantha(サマンサ)

16週間の留学後、自身の目標とするカナダへ行く充分な英語力をつけるため、8週間の延長を決定。
今回のイベントに際し、プレゼンテーション未経験ながら、2週間の特別プログラムを受講後、100名以上のオーディエンスを前に英語でのプレゼンテーションを行なう。英語初心者から異文化のフィリピン人講師までが深く理解でき、興味を惹くプレゼンテーションを完成させ、オーディエンス、審査員から高い評価を得る。

日本独自の文化を自分の言葉で語る。

今回のプレゼンテーションは、通常のプレゼンテーションと評価項目が少し違う。
なにせ、聴衆は日本人とフィリピン人。話す言語はもちろん英語。
最も難しいのはすべての聴衆(英語初心者からフィリピン人講師)が理解し、ワクワクさせるプレゼンテーションを完成させなければならいない点だ。
また、実際に自分が体験した日本独自の文化(オタク文化など)を自分の言葉で語ることが必要となる。プレゼン未経験の状態から、オーディエンスを沸かした2週間の努力。その舞台裏に迫る。

国籍、男女、年齢問わず理解できて、かつ、サマンサリー(自分らしい)みたいな。(笑)

プレゼンテーションに参加されたきっかけは?

完璧、マネージメントからの圧力ですね(笑)
私に選択権なんか無かったですよ。

失礼しました(笑) 2週間のプレゼンテーションプログラムを受けた感想はいかがでしょうか?

1週間目にトピックが決まらなかったんですよ。
2週目になって、スクリプト、スライド作りの追い込みが超大変でした。※1

確かに今回の出場者の中で、トピック選定に一番苦しんでたのはサマンサさんでしたね。

もし、トピックがすぐに決まれば、スライドを作るのも、スクリプトを作るのもそんなに時間はかからないと思うんですよ。
ただ、トピックにつまづいたので、覚えるのに時間が足りなかったですね。

なるほど。トピック決めるまでが、1番大変だったと?

私はそうですね。
一番悩んだのは、国籍、男女、年齢問わず理解できて、かつ、サマンサリー(自分らしさ)みたいな。(笑)

サマンサリー?

「サマンサらしさ(自分らしさ)」が、メンター(指導者)のEllaと話していて、サマンサリーになりました。(笑)
例えば、同じ題材(おもてなし)を選んだとしても、自分が経験した自分らしい内容を作れるよう心がけました。

そのかいあって、スライドの中身も、かなり絞りこまれていてサマンサリーなプレゼンになっていたと思います。準備期間は本当に大変だったと思いますが、プレゼンをやれて良かったですか?

やってみて良かったなと思います。もう一生ないと思います。(笑)
そういう機会を与えられることもないと思うので、凄くいい経験になりましたね。

プレゼンが終わった後、今まで話したことがない学生さんからも、「お疲れ様でーす。」とか、「プレゼン超良かったです!」とか声をかけてもらえる事がありました。
挑戦してみて良かったと思います。

2週間のプログラムで共にプレゼンを作り上げた、メンター(指導者)の存在はどのように影響しましたか?

私が作った箇条書きの文を一つにまとめてくれたり、こういう言い回しの方が良いんじゃない?というアドバイスをくれました。
あと、最初のビデオ流したのもEllaのアイデアでした。

ああ、あれはまさにサマンサリー(サマンサさんらしい)でしたね。(笑)

なんで、お互いに意見をバンバン言い合って作れていったのが良かったですね。
「あっコレ、良い!!」みたいな。

今後、英語でのプレゼンに興味がある生徒さんにアドバイスをお願いします。

今回のルールは、ビギナーでも分かる内容で作ることです。
実際にプレゼンしてみて分かったのが、そっちの方が皆に理解してもらえる事です。
今まで見てきた生徒さんのプレゼンの中には、専門用語が多くて、オーディエンスとして参加した時に、理解出来なかった部分があります。
もちろん、難しい部分をスライドで補うことが出来れば、それは良いと思います。
例えば、スクリプト上では多少難しい単語を使わなきゃ説明できない部分もあると思いますが、
スライドに記載されている文言や、イメージが理解を促すような物だと日本人学生にも理解してもらう事ができると思います。
大切なのは、オーディエンスを観察(年齢、興味、英語レベル、トピックに対しての知識など)し、それに合わせてプレゼンテーションを構成する事です。

全く未知の文化について知ることが出来たのが嬉しかった

メンター(指導者)として、サマンサさんとプレゼンを作りあげたEllaにも感想を伺いました。

メンターとしての経験はどうでした?

それはとても素晴らしい経験でした。特にトピックである「OMOTENASHI」について議論していく内に、全く未知の文化について知ることが出来たのが嬉しかったです。

一番難しかった部分はどこでしょうか?

聴衆を意識(ビギナーから講師)して、簡単な単語に置き換えること(Simplify)ですね。
また「OMOTENASHI」という精神を、どんな言葉でフィリピン人聴衆に理解させる事ができるのかも非常に頭を悩ませました。

今回のプログラムを通じて、Samanthaさんの成長を感じましたか?

とても感じました!Dictionのトレーニング※2をしている時、ビギナーの生徒に向け、もう少しゆっくりと話すよう促しました。
ですが、彼女がふだん英語で話している速度は、言葉に詰まらず、とても自然な速度であることに気づいたんです。
また、豊富な語彙量ですね。
私が「この単語のより簡単な言い回しは何?」と聞くと彼女は複数の単語候補を提案してきたんです。
これは大きな成長と呼べるでしょう。

※1プログラムでは、1週目にトピック選定、SDS法を用いたスクリプト作成、発声トレーニングが行われ、2週目にスクリプト作成、リハーサルが組み込まれている。

※2 音声録音を行い、クリアに発話されているか、口は充分に開いているか等、聞き取りやすい発声方法を目指す。また、ビデオ録画し聴衆とのアイコンタクトを正しく取れているか、重要な話題の前に1~2秒の間をあけているかなどを確認もする。


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